想像以上にハマってしまってさぁ大変。
AARと呼んでいいか分からない何か、第二話です。

ちなみにStellarisの購入はsteamで可能、要素追加版でも5000円、
workshopにて簡単に導入出来る日本語modもぜひどうぞ。

では前回の続き、異星人生存圏との邂逅から始めてまいります。 

 

========排他的な隣人============================================= 

排他的な隣人
 
  『Uriy Empire』。それが彼等の名でした。
 彼等は菌糸でありながら理性の閃きを得、そして人類と同じく星空を求めたのです。

 その文明レベルは奇しくも人類と同等であり、Uriyもまた件の採掘ドローンに惹かれ
軍備を蓄え、攻撃艦隊を派遣した矢先に人類と邂逅したのでした。

===========誤解なく分かり合えない====================================

見え透いたことを

 Sirius星系およびドローン発見地点であるNunki星系を緩衝地帯とすることで
互いの利権の尊重しようとした人類の試みは菌糸知性体の暴挙によって崩されました。

 Uriy達は国際地球連合の主権領域に突き付けられたナイフのようにその領域を前進させ
そればかりか人類を集権国家の敵としてみなし、軍備の増強を進めていったのです。

「我々は遺憾の意を表明すると共に本件に対して毅然とした体制で臨む」
 「見え透いたことを」
 
 最早、彼等との"物理的外交"は避けられないでしょう。
 人類は、早期に防御スクリーンの開発に着手する事になりました。


==============Nunki星域会戦========================================= 

開戦a

 前線が伸びきっており、何時、どの拠点が攻撃されるのかが不明な以上は
Uriyの布告を待つ理由は人類には無く、それ故に人類は自ら戦場を用意せねばなりません。

 しかし人類もまたテクノロジー、部隊規模共に貧弱であり、単純な会戦では
菌糸知性体の艦隊を相手に確実な勝利を得ることは不可能でしょう。

 そこでSDNavyは常備戦力を二つに分け、さらに建造したばかりの防御スクリーンを保有する
小規模新造艦隊を盾として恒星Nunkiへと送り、敵を誘い出す事にしました。

 敵戦力が不明であるため、そこで相手の規模を図り、残る常備艦隊での会戦か、
もしくは本国の軍事ステーションへの誘因を選択するようです。
 これが人類側の用意したこの時点で最適な戦略でした。 


  人類は、かくして暗い歴史と同じく、異星人を相手取った戦争を開始します。

「目標はNunki星系からの敵集団の撃退、および敵戦力の駆逐にある」


Nunki星域会戦
 
 Nunki星域会戦。馳せ参じたSDNavyは敵軍の主力艦隊を真っ先に補足します。

「敵多数、なれども僅かに当方優勢なり!」
「個人主義者のクズ共をこの夜空から叩き落してくれる!」 
 
 両艦隊は炉の火を再稼働させ、目前の敵へと迫ります。


 戦闘は地球連合の望んだ通りに進展し、辛うじて敵艦隊を撃滅します。 
 しかし、Uriyには二次攻撃隊の用意がありました。

 準主力艦隊を前に、SDNavyはSol星系への誘因作戦への転換を決意します。


============辛勝の先には...=======================================
 
Sol星域防衛戦

「ワープアウト完了、これより敵軍を...いや待て、ここは敵陣の内奥ではないか!!」

 Sol星系での迎撃作戦の主軸は人類の有する軍事ステーションにあります。
 軍事ステーションには船舶のワープアウトを阻害する能力があり、
外敵の侵入位置を固定する事が出来る為、敵戦力が過剰で無い限りは
包囲殲滅に持ち込むことができるのです。 

 Uriy第二艦隊はなす術も無く、人類防衛軍の飽和攻撃の中に消滅しました。

「我々は知性のお零れを授かった猿になど屈しない」
 
Nunki星系からのUriy撃退には成功したものの、戦争は続きます。 

地球連合大統領は地上軍の敵領への派遣を決定。 
軍事力を喪失したUriyはその基幹たる宇宙港を破壊されても尚抵抗を続けますが、
止むを得ず決行された軌道爆撃と迫る地上軍を前に、遂に白の旗を掲げます。
 或いは、Uriy Empireなりのそれに類する声明を発表したのです。

停戦、そして

 Uriyのセクターの割譲。それがこの戦争の末に人類が得たもの。
あまりにも小さな結果ではありますが、のど元に突き付けられた脅威を払うという
当初の目的は確かに達されました。

 しかしこれもまた、始まりにすぎぬ出来事だったのです。

 終戦直後、Uriy Empireと宿敵関係にあった第三勢力からの"英語での"コンタクト。
 『Themlar Compact』は戦いを見守り、既に人類を監視していたのでしょう。

 第三接触文明、深海を故郷とする軟体人は卑小な戦力で殴り合った二国よりも
大きく躍進しており、テクノロジーの面からも地球連合を圧倒しています。

「君たちの不愉快なUriy達への対処は見せてもらった」
「我々は今回のような不幸には見舞われはしない、良い関係を築ける筈です」
「hmm...そう願いたいものだが」
 
 "宇宙には文明が溢れ返っている"

 それは最早自明の理。
 目の前の敵だけを相手に外交をすることも、戦争をすることも出来はしないのです。

 これはひとつ星の物語ではなく、数え切れぬ星々の、"Stellaris"の物語なのです。


  真の宇宙時代が、漸く始まろうとしています。


 星のカーテンを越えて_2 次回へ続く